朝鮮中央テレビは、軍の創設記念日となった昨日、金正恩総書記が娘とともに国防相を訪れ演説したと今日映像とともに伝えた。「敵が我が国に対して武力を行使しようとすれば、我々は歴史を帰る大胆な決断を下し、ためらうことなくあらゆる能力を駆使して敵を一掃する」などと話し、演説のなかで韓国について「南北の対話は必要ない」という考えを示し、「有事に韓国の領土を占領・平定することを国是としたことは極めて妥当な措置だ」と述べ、平和統一の対象ではなく、軍事力の行使も辞さない方針を強調した。北朝鮮は、韓国への攻撃で使うとされる巡航ミサイルを今月2日までの10日間で4回と異例の頻度で発射し、軍事的な挑発を繰り返す中、軍の士気が高まる記念日に改めて対決姿勢を鮮明にした。