北朝鮮の金正恩総書記は、きのうロシアのウラジオストクで極東連邦大学などを視察後、専用列車で帰国の途についたとのこと。北朝鮮は今日、国営テレビを通じて駅で行われた式典や金総書記が専用列車で出発する様子を公開した。金総書記は、帰国に先立って視察した大学に対して「両国の科学技術分野での協力で重要な役割を果たすことを期待している」と表明したほか、ロシアとの教育分野での交流に意欲を示した。北朝鮮は報道の中で4年ぶりとなる金総書記のロシア訪問について「両国関係の強化と発展の歴史において新たな転換的局面を切り開いた」と強調した。北朝鮮は、来月、朝鮮労働党の創立記念日を控えていて、新型コロナの感染後はじめてとなる外国訪問の成果を誇示する一方、軍事協力を含めてロシアとの関係強化を加速させる見通し。