店主が小さい頃に食べたわが家の味が看板メニューになっている店を取材。地下鉄東西線木場駅から徒歩約3分にある「ふか川一穂」は店主・大山俊博さん、妻・清美さん、娘の夫・斎藤勇貴さんで切り盛りしていて、看板メニューは深川めし。炊き込みではなく、ごはんにあさりが入った汁をぶっかけるスタイル。大山さんは寿司店の長男として生まれ、朝に貝のむき身売りが来ていたという。母はアサリを毎日のように買っては深川メシを作っていたという大山さんは深川メシにうんざりしていたが、30代を過ぎて世帯を持ったときに母親の味を伝えたいと思ったのだという。