誰でも手軽に操作できる海洋観測水上ドローン。水中翼に水流が当たることで揚力が生まれ、機体をスムーズに走らせることができる。ホンダの人型ロボット、アシモの安定した姿勢を保つ技術を応用して作られた。この水上ドローンを使ってウミエルが目指しているのは海の見える化。緯度と経度を入力することで目的の場所へ自動で向かうことができる。地震発生後同じ場所へ行き観測することで海底プレートのずれを正確に把握できる仕組み。メリットはコストと手間を省け観測の回数を増やすことができる点。エネルギーは太陽光で3か月連続の航行も可能。ウミエルはホンダの新事業創出プログラム「IGNITION」から生まれたスタートアップ企業。ウミエル・板井亮佑代表は「国が担ってきた海洋観測に代わる代替、拡張を狙っていきたい」などとコメント。
