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「緑」 のテレビ露出情報

結婚した弘光と緑は東京・中野で暮らし始めた。昭和34年に次女の美保が誕生。この頃、爆撃の影響で視力が低下した弘光は執筆活動やカメラマンとしての活動に支障が出るようになり、小さな印刷会社で働くようになった。家族4人を養えるほどの収入はなく、家計を支えるため緑も保険の外交員として働いた。狭いアパートで裕福とはいえない暮らしだったが弘光と緑はいつも明るく楽しい会話で家族を和ませていた。そんな明るい家庭で育った美保は母親を面白がらせるような発言を度々するようになり、いつからか詩を綴るようになった。貧しいながらも幸せな日々は突然終わってしまう。昭和42年、小学4年生だった美保が弘光を起こしに行くとそこには息絶えた父の姿が。享年42歳。視力の低下とともに酒の量も増えていたといい、死因は肝硬変だった。ショックを受けた美保は詩を書くことができなくなり、我が子を心配した緑は思い切ってある作家へ手紙を書いた。その作家がやなせたかし。緑の書いた手紙に返信したやなせは、娘の成長を信じて見守れば良いと優しいアドバイスを送った。母に手渡されたやなせの詩集に感銘を受けた美保はやがて詩の執筆を再開する。家族の大黒柱となった緑は医療事務の資格を取得。保険の仕事などで培った人脈を活かし会社を立ち上げた。美保は夢だった脚本を学べる大学へ進学。しかし大学2年の時、緑がガンで死去してしまう。最後まで懸命に生きる姿を美保に見せ45年の生涯を閉じた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年8月11日放送 22:45 - 23:30 NHK総合
ファミリーヒストリー(ファミリーヒストリー)
現在、「連続テレビ小説 あんぱん」を手掛けている中園ミホ。あんぱんでは戦争に翻弄される人々の姿が描かれている。中園の母親・村上緑も戦争によって家族の幸せを奪われた人だった。まずは母方のルーツを辿る。もっとも古い戸籍を頼りに訪ねたのは熊本県荒尾市。明治日本の産業革命遺産「三池炭鉱 万田坑」があった地域で当時日本最大の炭鉱だった。村上家は代々この炭鉱で働き、明治[…続きを読む]

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