大会前日、アメリカのトライアスロン代表チームのライアン監督と合流。本番前に下見がてらランニングをするという。ライアン監督はコーチエリアから選手に状況を教えるのだという。ライアン監督は選手としてもシドニー五輪に出場、監督としても東京五輪で銀メダルを獲得している。今回の大会にはパリ五輪の有力選手が出場しているという。そんなライアン監督はモーガン・ピアソン選手に期待している。前回の東京五輪では良い結果を得られず、同じくトライアスロンをやっていた兄を亡くし、一時は五輪出場も危ぶまれた。しかしライアン監督はモーガン・ピアソン選手を信じ励まし続けた。ピアソン選手は大怪我から復帰し、監督にかっこいい姿を見せたいと意気込んだ。
大会当日、天候も良くライアン監督はレース日和だと語った。大会はスイム1.5キロ・バイク40キロ・ラン10キロで行われる。さらにこの取材には2台のカメラを用意したが、見逃してしまう。ランに入る時点でピアソン選手は36位、しかしカメラはまたしてもピアソン選手を見失う。ピアソン選手はランで怒涛の追い上げを見せ1位でフィニッシュした。
迎えたパリ五輪、ピアソン選手は金メダルに向けスタートした。