今月6日~12日の東京都の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は4.76人。全国平均は2.36人。今年は万博や陸上世界選手権など国際的なイベントが多く夏に行われたため、例年よりインフルエンザが早く流行したとみられている。インフルエンザの対策に有効なのがワクチンで、注射の他、鼻スプレー型もあるという。鼻スプレー型は痛みがないため、子どもへの負担が少ないという。東京ビジネスクリニックでは、多くの自治体で助成金が出るようになったことから、鼻スプレー型のワクチンの接種人数が約10倍に増えたという。ただ、鼻スプレー型は毒性を弱めたウイルス使用の生ワクチンのため、卵アレルギー・ゼラチンアレルギー・喘息・免疫力が低下している人などは注意が必要。将来的には、大人も鼻スプレー型を受けられるようになるという。ワクチンは例年、11月後半から接種希望者が増え、効果は接種から2週間後に出るという。今年は流行ピークが早まる可能性があり、早めの接種検討が呼びかけられている。