国賓として英国を訪問する天皇皇后両陛下が先ほど、羽田空港を出発された。天皇皇后両陛下は午前11時ごろ、羽田空港に到着し、国事行為を臨時で代行する秋篠宮さまらに見送られ政府専用機に乗り込まれた。両陛下が英国を訪れるのはおととし9月、英国・エリザベス女王の国葬に参列されて以来で国際親善のための外国訪問は、去年6月のインドネシア以来。約15時間のフライトを経て両陛下は、22日午後に英国・ロンドン近郊の空港に到着される予定。その後、25日から3日間にわたり歓迎式典やバッキンガム宮殿での晩さん会など国賓としての公式行事に臨まれる。
天皇皇后両陛下のご訪問を前に、陛下の英国留学時代のご学友が、陛下との当時の思い出についてANNの単独インタビューに答えた。天皇陛下から届いた手書きの手紙を紹介。末尾には陛下が、留学中にご学友からお呼ばれになられていた「Hiro」と書かれている。ロンドンの教会で神父を務めるウィットモアさんは、役40年前、オックスフォード大学に留学されていた天皇陛下とともに学生生活を送った。ウィットモアさんは「天皇陛下が、朝食の時、前日にチャールズ皇太子（当時）に会いに行ったとおっしゃっていたのを覚えている。陛下の回顧録の中で、私は“W君”と呼ばれている」と語った。天皇陛下と弦楽四重奏団を組み、ウィットモアさんがバイオリンを、陛下がビオラを担当され、コンサートで演奏したこともあるという。ウィットモアさんは、天皇陛下のご訪問について「英国での時間を満喫されてほしい」と話している。