東京メトロの株主である国と東京都が10月下旬にも東京証券取引所への上場へ向けて準備していることがわかった。東京メトロ株は国が53．4％、東京都が46．6％をそれぞれ保有している。上場時には合わせて50％の株式が売却される見通し。売却について、東京メトロは「上場時期は国や東京都で決定する事なので弊社としてコメントを控える」と述べている。財務省は「売却時期は共同売り出し人である東京都と連携しながら市場の動向等を勘案しつつ見定めたい」と述べている。東京都は2024年度の予算案に東京メトロの売却関連費用としておよそ36億円を初めて計上する。