連続テレビ小説「虎に翼」で主人公も直面した女性の大学進学の是非についての問題。物語では大学に進学して弁護士になるという夢をかなえた寅子だが、100年近く前の社会で女性の大学進学は非常に珍しいものだった。一方、現代はというとこちらを見ると東京大学と京都大学の男女比を見るとともに女性が21%。一方でハーバード大学などがおよそ50%となっていてこうした世界の名門大学と比べると大きな差があることが分かる。こうしたジェンダーによる差はなぜ続いているのか、課題の解決に向けて活動する学生たちがいる。東京・新宿で開かれた「なぜ地方女子は東大を目指さないのか」という書籍の出版記念イベントが行われた。著者の川崎莉音と江森百花は東京大学に通う現役の学生。2人は3年前にNPO法人を立ち上げて活動。全国の進学校に通う高校生の男女4000人近くに調査を行いその結果を今回の本にまとめた。