仙石さんの予想レンジは「38850~39500円」で、きょうの東京市場については「本株は下落となりそう。米国の雇用統計を受けて米国株が下落していることに加えて為替の円高が重しとなる可能性は高いと思う。日銀の金融政策に関する思惑も働きやすい環境なので、円高に注意する一方どこまで株価が上昇するかはポイント。」などと述べた。きょうの注目ポイントは「海外投資家の物色動向は継続?」とし、「今年の日本株は海外投資家の買い越しが目立つ展開となっている。一方で国内勢が売り越しの中心となっていて、年季のリバランスが反映される信託銀行の売りが目立つ展開となっている。海外投資家の日本株の保有比率の動向をベースにしたパフォーマンスのグラフでは23年4月以降海外投資家の保有比率がのびた企業がパフォーマンスが高い。減った企業はパフォーマンスが悪い2極化が鮮明なかたちになっており、この傾向を見る限り昨年春以降同じような銘柄が物色されるケースが多く、海外投資家の物色の中身が変わっていないのが特徴的な部分。23年度上半期の業種別の海外投資家の保有比率が増加した業種を見ると、バリエーションが低いところに加え、東証改革に対する機会が高い業種ほど保有比率が上がっているので、今後も海外投資家が物色してくるとなると割安。あとは東証の改革がポイントになるのでは。」などと述べた。