横浜市緑区にある東京科学大学ではプラズマの研究を行っている。従来の大気圧プラズマは数千度以上の高温状態で生成されていたが現在では40から200度の大気圧低温プラズマの生成が可能となった。沖野准教授はマイナス20から200度程度まで1度以内の精度で温度を制御可能なプラズマ装置を世界で初めて開発した。沖野准教授はこれによって植物や人体により適切なプラズマを照射できるようになるとし、レタスの水耕栽培での実験映像、医療分野での豚の胃の実験映像を紹介した。シャーレ上のがん細胞にプラズマを照射するとがん細胞のみ死滅し正常な細胞には影響がない研究も報告され、沖野准教授はこの方向での研究も進めることにしている。
