今、都会にたくさんのタヌキが生息しているのが分かってきている。東京農工大学准教授・金子弥生さんと自然の中のタヌキの生態を調査。タヌキはあまり自分で巣穴を作らず、アナグマの巣穴を間借りして生活しているという。アナグマとタヌキは時間をずらして活動している。一方都会のタヌキはどう暮らしているのか。東京農工大学大学院修士2年・藤田翔伍さんとともに武蔵野市でタヌキを調査。公園に設置したカメラにはタヌキとネコが映っており、時間帯によりすみ分けしている可能性があるという。しかし寝泊りや繁殖のための家がどこにあるのかは分かっていない。側溝などの人工物も巣穴にしていることがあり、巣穴であれば近くにためフンなどのトイレなどがある。藤田さんは、こういうところで縄張りを作っているとわかっただけでもタヌキの生態を明かしていく1歩になると話した。