東京都知事選挙は現職の小池百合子氏が3回目の当選を果たした。また、前の広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が、得票数で2番手につけ、前参議院議員の蓮舫氏を上回る見通し。小池氏は会見で「都民の皆様方から、もっと改革を進めろ、もっと生活しっかりと支えてくれ、そういう思いを頂戴したかと思う。これからますます東京大改革、バージョンアップしていかなければならない」と述べた。小池氏は選挙戦で子育て支援策の拡充や防災対策の強化などを公約に掲げ、みずから発案したというAIゆりこも活用し2期8年の実績をアピール。高い知名度とSNSを生かした選挙戦を繰り広げた。そして支援を受けた自民、公明の支持層のほか、無党派層からも一定の支持を集め、石丸伸二氏、蓮舫氏らを破り、3選を果たした。東京・新宿区の映像。前安芸高田市長・石丸伸二氏は蓮舫氏の得票数を超え2番手につける見通しで、日本テレビが読売新聞と行った出口調査では無党派層から最も多くの支持を得ていた。石丸氏は「今回、この選挙に際して私のチーム、本当に全力を尽くせたなと。これまで選挙に縁がなかった方が今回、投票に行かれたという動きはあったんだと思う」とコメント。前参議院議員・蓮舫氏は「私の力不足、そこに尽きると思う。私の思いが届かなかったというのは、否定できないと思う」とコメント。今回、過去最多の56人が立候補した都知事選だが、投票率は60.62%と、前回を5.62ポイント上回った。