トラジラミは体長5~8ミリほどの昆虫。昼間は室内の隙間などに潜んでいるが、夜になると出てきて人の皮膚から血を吸う。就寝中に刺されるケースが多く、強いかゆみが1週間ほど続く。東京都内で駆除業者などで作る団体に寄せられたトコジラミについての相談件数を表したグラフを見ると今年は11月末時点で306件と記録がある1987年以降で最も多くなっているという。旅先などからトコジラミを自宅に連れて帰らないためにできる対策として専門家は宿泊施設での荷物の置き場所をあげている。寝ている間に人に近づく習性からスーツケースや荷物をできるだけベッドから離れた場所に置いておくことが大切だという。専門家はコロナも5類になり人がたくさん旅行するなかでトコジラミの被害も増えているとしている。記事では自宅でトコジラミを見つけた時の対処法なども紹介している。