今回の映画は「悪は存在しない」。濱口竜介監督の新たな長編。主人公は自然豊かな町に暮らす巧。ある日、グランピング施設の建設計画が持ち上がりおつきょうから担当者が説明に訪れる。住民は環境汚染などを心配し計画に反発。不信感を強める住民たちの姿が描かれている。主人公・巧を演じたのは大美賀均(35)。元々この映画にドライバーとして携わり濱口監督と下見にも同行。カメラテストで現場に立った。濱口監督は「彼が主演でいけるんじゃないかと打診をしたところ受けてくれた」と話した。そしてスタッフが主演俳優に。大美賀さんは人生初の演技に挑戦した。主人公・巧は物静かで自然を愛する男。その役柄に大美賀さんは見事にハマった。映画はきょう公開。