東京を離れた18歳も。女子バレーボール界のニューヒロイン・秋本美空。今年1月の高校バレーで母校を19年ぶりの日本一に導いた。最後に最高の喜びを手にした高校3年間。「日本を引っ張れ」という監督の大きな期待に応えたい。バレーボールに見た彼女の夢の原点は日本を引っ張り五輪のメダルも手にした母の姿だった。母の背中に憧れ、高校卒業と同時にトップリーグへ。きのうの試合で彼女は早くもベンチ入りを果たした。ヴィクトリーナ姫路の一員としてサポート役もこなす。コート外から高いレベルを目に焼き付けていたその時、デビューの瞬間は突然やってきた。卒業の余韻に浸っている暇はない。いつか日の丸を背負い、憧れた母のように。