自民党総裁選挙は告示後初めての週末を迎え、5人の候補者は各地で支持拡大などを図った。小林鷹之元経済安保相は北海道稚内市を訪れ、陸上自衛隊の分屯地などを視察した。茂木敏充前幹事長は茨城県で行われた党の会合に出席するなどして党員票の獲得に向けた働きかけを続けるとともに、残りの選挙戦で訴える政策の検討を進めた。林芳正官房長官は全国の中小企業の若手経営者らとオンラインで対談し、経営上の課題などを聞き取った。高市早苗前経済安保相はNHKのインタビューに応じ、「立党70年なので、そろそろ初めての女性の総裁が出てきてもいい。もう1回皆様に信頼していただける力強い政党にしていく、その決意は負けない」などと語った。小泉進次郎農水相は東京都の小池知事や女性経営者らと会談し、女性が働く環境などについて意見を交わした。一方小泉氏は牧島元デジタル相の事務所が動画配信サイトに小泉市に好意的なコメントを投稿するよう陣営関係者に要請していたことを受け、牧島氏が広報担当から外れたことを明らかにした。
