1926年~1945年(昭和元年~昭和20年)までを振り返る。少女時代は戦争一色だった。小学校低学年の頃、いつもしていたのが駅に兵隊を送りに行くこと。「バンザイ」ってするとスルメを1本くれたといい、「バンザイ」「行ってらっしゃい」って言った時に、兵隊は「行ってきます」って言って、“私は悪かったな”と責任を感じたという。やがて戦況が悪化し始める。小学3年生の頃には1日の食べ物がわずかに。1日煎った大豆15粒で暮らし、病気になっても治す薬も売ってなければ病院に行っても薬がないため、ずいぶん我慢強くなったという。小学5年生の時、ヴァイオリン奏者だった父親が満州へ出征。電柱の影に隠れているのが黒柳さん。この時はバンザイができなかったそう。1945年(昭和20年)、東京で信じられない光景が。
