東京電力が早期の再稼働を目指す柏崎刈羽原発6号機は、設備面の準備が最終段階に入り、新潟県の花角知事が再稼働に同意するかどうかが焦点になっている。関係者への取材で、花角知事が再稼働を容認する方向で検討していることがわかった。あさってにも自らの判断を表明したあと県民の意思を確認するため、来月2日に開会する県議会に諮る方針。柏崎刈羽原発の再稼働に向けて東京電力は地元の理解を得るため先月新潟県に対し1号機と2号機の廃炉に向けた検討を具体的に進めることや、新潟県に10年程度かけて1000億円規模の資金を拠出する方針を示している。柏崎刈羽原発が再稼働した場合、東京電力の原発としては2011年の福島第一原発事故のあと初となる。
