今、教育現場で人気ゲーム「桃太郎電鉄」(通称・桃鉄)が教材として使われている。東京・小金井市・東京学芸大学附属小金井小学校の映像。桃太郎電鉄シリーズシニアプロデューサー・岡村憲明さんの紹介。1988年、ファミリーコンピューターで第1作が発売されて以来、35年以上、世代を超えて親しまれてきた通称「桃鉄」。鉄道会社の社長となってすごろく方式で全国をめぐり、各地の駅で物件を購入。ライバルと競い合いながら最終的な資産額で順位を競うゲーム。桃鉄が教育現場に取り入られた理由について、桃太郎電鉄シリーズシニアプロデューサー・岡村憲明は「京都・立命館小学校・正頭英和先生が、さくまさん(桃鉄の海の親・さくまあきら)に桃鉄で教育版作りませんかっていう話があった」と語った。教育版の桃鉄「桃太郎電鉄教育版Lite〜日本っておもしろい!〜」がつくられた。去年1月から全国の学校に無償提供を開始。全国の学校教育機関で約1万校、小学校に限定しても約5000校が導入。通常の桃鉄とはどう違うのか実際にプレー。その町にある特産物や、その町で有名な店を知ることができるのも一つの学びになる。実際に機能を生かし、教育現場では学年やクラス、時期に合わせて、先生が授業内容を考えている。どのように授業が行われているのか、枚方市立香里小学校2年生のクラスを取材。この日の内容は、桃鉄を通じて夏休みに行った場所や、今後行ってみたい場所などを話し合うレクリエーション。グループごとに1台のタブレットを共有し、コミュニケーションを図りながらプレーする。枚方市立香里小学校・小池翔太先生は「この子たちに1000万円持たせて体験することはできない。ゲーム上でリアルのような形で、体験できるのは、ものすごい教材としても価値がある」と語った。桃太郎電鉄シリーズシニアプロデューサー・岡村憲明は「これからも先生、児童の意見を組み入れてもっと拡張していきたい」と語った。
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URL: http://www.jreast.co.jp/
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