温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの理解を深めてもらおうと、東広島市の近畿大学附属広島高校で特別授業が行われた。県の職員と建設会社の職員が講師を務め、まず県の職員が二酸化炭素を回収して再利用するカーボンリサイクルの取り組みとして、二酸化炭素を吸着させた原料で作ったコンクリート製のベンチなどを紹介した。続いて建設会社の社員が建物などを作る際に大量の二酸化炭素が発生することを踏まえ、二酸化炭素を吸収するコンクリートなどを開発し現場で使用していると伝えた。この後、生徒たちはグループに別れて二酸化炭素の排出を抑えたり、活用したりすることが出来る環境に優しい町を作るために何が必要かアイデアを出し合った。