3月で発生から13年になる東日本大震災。この間、被災地をたびたび訪れている日系アメリカ人ミュージシャングループ「Grateful Crane Ensemble」を紹介。2013年にメンバーがボランティアで東北の被災地を訪問したことをきっかけに、グループで何度も訪問しているという。メンバーのケイコ・カワシマさんの祖父母は、1920年代に渡米し、第二次世界大戦が始まると敵性外国人とみなされ、収容所に送られた。築いてきた財産や生業を失った日系人達の屈することのない歴史を、カワシマさん達はミュージカルで伝え続けおり、震災で多くを失った被災者たちが自分たちのルーツに重なって見えたという。新型コロナの影響で5年間来日できなかったが、メンバー達は津波で大きな被害を受け再建された高齢者施設を訪れ、力づけるための歌を披露した。カワシマさん達は、今後も被災地を訪れ、力になりたいと考えているという。