いわき市の漁師・矢吹さんの案内でメヒカリ漁を取材した。矢吹さんは震災後に瓦礫の撤去などに追われ2年間漁に出られなかったという過去を持つ。メヒカリについては温暖化などで最近はあまり獲れが良くないとのこと。漁は午前2時から始まる。場所はいわき沖から約35km地点。3時間後の引き揚げでメヒカリが発見できた。ここからは紫外線殺菌装置で海水に紫外線を当て雑菌を取り除ききれいな海水にする。この海水で魚を洗ったりして鮮度よく消費者に届ける。この日獲れたメヒカリは約5キロ。魚は放射線物質の検査が行われる。安全の取り組みはもうひとつ、水揚げされた魚は小名浜冷凍冷蔵工場の超低温冷凍施設で保存されており、解凍後すぐに生食が可能。築地で毎年行われている試食会では生のメヒカリを提供している。