電気料金の値上がりに不安を訴える声が上がる中、電気代0円生活を送っている人がいる。染織作家・フジイチカコさんは2012年9月に電力会社との契約を解約。扇風機は充電式のポータブル電源で回している。ベランダに設置してあるソーラーパネルで充電。ソーラーパネルは天気に左右される。天気が悪い日には、発電できるフィットネスバイクで1時間こぐと60ワットの電球で約1時間分の電気を生み出すことができる。電気代0円生活を10年以上続けているフジイさん。きっかけは東日本大震災のあとの計画停電。節電を極めているフジイさんに誰でもすぐにできる節約法を聞くと、洗濯機の節電だと教えてくれた。サラダなどの水切り用グッズを使って洗濯物と水、洗剤を入れる。スカーフや下着など小さなものは電気を使わず十分に洗えるので大きなものを洗う時だけ洗濯機を使う。フジイさんは「大変な思いをして(電気を)作っているので、使う時も大切に使うようになる」と語った。