次はハト小屋に向かう。ハト小屋とは、建築業界で使われる設備配管など集めた場所の総称。ガスの大動脈部分での大切な点検が、緊急ガス遮断弁の作動テスト。ガスの本線を遮断し、普段使われていない予備パイプを開くことで、ガスを逃して点検していくという。さらに緊急遮断テストを行うために、もう1つの遮断弁がある予備のバイパスを開放した。緊急時に遮断弁を遠隔で止められる場所はビルの防災センターで、2箇所の遮断弁をボタンで作動させてテストするという。無事に作動テストは完了。実際に動いたのは、他のビルでは東日本大震災の時に動いたという。続いて高層ビルならではのガス設備の点検へ向かう。コジェネレーション室では、ガスを利用して1日にビルの約25%の電力を発電しているという。ここではガスが漏れていないか確認するという。