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「東松島(宮城)」 のテレビ露出情報

のりの収穫が最盛期を迎えた宮城・東松島。25年に渡りのり漁師をしている相澤太さん。網にはびっしり黒い乗のり。相澤さんは網を機械で引き上げてのりを刈り取っていく。例年10月下旬に収穫を始めるが、今年は2週間遅れた。なぜ今年はこれほどまでに収穫が遅れる事態となったのか。背景にあるのは海水温の上昇。入り組んだ湾内の浅瀬。栄養分が豊富な場所でのりの胞子を育てる。浅瀬は陸地に近く、気温の影響を大きく受ける。胞子がついた網を海に入れることができるのは例年9月下旬頃。のりが病気にならないよう23度を下回る必要がある。しかし、今年宮城県は観測史上最も暑い夏に。7月から9月の平均気温は平年よりも4℃ほど高くなった。今年と平年の海水温を比べたグラフを見ると、今年は海水温が高い状態が続き、10月には入るまで安定して23℃を下回ることはなかった。例年より2週間遅れで網入れ作業を始めたため、収穫も遅れ、市場に出回る時期もずれ込んだ。春に養殖を終える時期は決まっているため、収穫量が大幅に減るという。海の環境変化によるのり被害は全国各地で報告されている。去年、東京湾で撮影されたクロダイがのりを食べる映像を紹介。海水温が上昇したことで、クロダイは冬でも活発に動けるようになり、のりを食べることで食害が深刻な問題となっている。さらにのりの一大産地である有明海では今年1月、のりの色落ちの被害が出た。海水温の影響下は不明だが、赤潮の発生などで、のりの生育に欠かせない海の栄養分が不足したため。海の環境変化による影響で、この20年のりの生産量は減少傾向にあり、ピーク時の半分以下まで落ち込んでいる。
海の環境変化に対応し、生産を維持するため、相澤さんはIT技術の導入を進めている。大手通信会社などと相談しながら開発したICTブイ。のりづくりを左右する海水温などを24時間リアルタイムで計測できる。海水温が安定して23℃を下回るタイミングを把握することができ、漁師の勘や経験に頼ってきたこれまでよりも失敗が減り、のりの品質を維持しやすくなったという。相澤さんが新たな取り組みを進める原点には東日本大震災で亡くなった仲間の漁師の存在がある。今、力を入れているのが、海の環境を知ってもらうためのワークショップの活動。この日訪れたのは東北大学。環境問題に関心を持つ留学生たちに自分事として問題を捉えてもらおうと語りかける。大きく変わる海の環境。将来にわたって、のりを守り続けるために相澤さんは自分のできる限りを尽くしていきたいという。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年9月4日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース(仙台局 昼のニュース)
「サンドアート」と呼ばれる、砂の彫刻作品の日本一を決める大会が宮城県東松島市で始まった。「サンドアートジャパンカップ」と呼ばれるこの大会は、芸術を通じて心の復興を進めていこうというイベントの1つとして行われ、ことしで3回目になる。東松島市にある防災体験施設、「KIBOTCHA」の敷地には全国から10人の砂の彫刻家が集まった。

2024年6月13日放送 18:00 - 18:10 NHK総合
ニュース(ニュース)
米軍が2年に1度、太平洋地域で実施している大規模な実動演習が初めて日本でも行われ、きょう、青森県と宮城県の自衛隊の基地では、米軍の戦闘機が展開する訓練が行われた。青森県の海上自衛隊八戸航空基地では午後5時ごろ、米国本土に配備されているF16戦闘機3機が次々に着陸した。米国のインド太平洋軍は、大規模な実動演習、バリアント・シールドを2年に1度、グアムなどで実施[…続きを読む]

2024年4月22日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(特集)
去年8月、ハワイのマウイ島で起こった山火事。100人以上が亡くなり、復興の見通しは立っていない。こうした中、日本とアメリカの交流を進めるNPOなどが、被災した高校生などを宮城県に招待した。東日本大震災からの復興プロセスを学び、マウイ島でも生かしてもらおうというODYSSEY NATURE JAPANというプログラムで、高校生たちが何を感じたかを取材した。

2024年3月11日放送 19:00 - 20:00 NHK総合
NHKニュース7東日本大震災13年
東日本大震災から13年になり、2つの被災地では追悼と祈りが行われたという。津田孝造さんは震災で弟とその家族合わせて5人を亡くしたという。津田孝造さんは現在消防団の団長をしている。石巻市では幼稚園の送迎バスが被災した場所のある慰霊碑に手を合わせる人や、処理水放出に反対する漁業者の様子が伝えられた。今年が元旦に能登半島地震があったことから、東北から北陸に思いを寄[…続きを読む]

2024年3月3日放送 10:05 - 10:50 NHK総合
明日をまもるナビ(明日をまもるナビ)
災害後の子どもたちの取り組みで、かつての被災者が心のケアをする取り組みが注目されている。齋藤貴浩さんは東日本大震災被災直後から親戚を頼り故郷を離れて暮らしてきた。今回の能登半島地震、ニュースで見る映像は13年前当時のことを思わずにはいられないという。勉強に集中できないなとかイライラするなとか感じる気持ちは、吐き出すことで自分自身も楽になるし、周りの大人達もな[…続きを読む]

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