埼玉・朝霞から中継。池袋からおよそ20分の朝霞台駅に先月リニューアルしたばかりの大学がある。朝霞台駅から15分のところにある東洋大学朝霞キャンパスはここ3年、部活用のグラウンドとして使用されてきたが、今月、群馬県から移転したおよそ2500人の学生が通い始めた。このキャンパスでは今、学生が食に関するある取り組みをしているこのキャンパスの学生食堂は大学が民間の会社に運営を委託して運営されており、それにあわせて食について学ぶ学生の有志およそ50人が食材の調達とか企画、開発、営業など重要な役割を任されている。モニターでメニューを紹介する動画の編集も学生がやっていると。値段も懐に優しく、チキン南蛮定食530円、鶏のから揚げ定食500円となっており「お手ごろで学食なのにこれが食べられる」というクオリティーを目指している。食器やトレーは色やデザインにこだわっていてこちらは規格外でB級品なだが、安く仕入れて学食に取り入れた。担当者は「今の時代SNSは欠かせないので味だけでなく見た目も楽しんでいただきたい」と話していた。また、今この食堂では地元朝霞の農家と提携した新メニューの開発も行っている。夏野菜カレーの野菜は形や大きさが販売基準にそぐわないものを使用。キャロットラペはにんじんが朝霞市の特産品であるということをより多くの人に知ってもらいたいという思いが込められている。食堂の名前「Umart!」の由来については「大学のU、市場のmart、表現、想像のartにうまいという感動体験を合わせ地域の方と学生たちを結ぶ場所にしたいという思いを込めた。学生だけでなく地域の人にも気軽に足を運んでもらえればと考えている」と話していた。Umart!に野菜を出荷する農家は「学生の皆さんのSNSを見たり話を聞いたりしているうちに、みんな頑張っているな、もしかしたらこれおもしろいんじゃないかなというふうに思うようになった。今、農業の人手不足というのをすごく言われているが、食とか食べ物と置き換えてもらうと皆さんもっと興味を持っていただけると思うので学生の皆さんにはぜひそこに期待している」と話していた。