きのうの東京株式市場で、日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)が上昇し、そろって史上最高値を更新した。日経平均株価は3か月ぶり、TOPIXは34年半ぶりに史上最高値を更新。きのうの東京株式市場では、自動車や半導体関連株を中心に幅広い銘柄に買いが集まった。TOPIXの終値は前日比26.29ポイント高い2898.47で、1989年12月につけた史上最高値を更新。日経平均株価も前日比332円高い4万913円で、3月22日につけた史上最高値を3カ月ぶりに上回った。東証プライム市場の時価総額は1007兆円となり、初めて1000兆円を超えた。これまでは半導体関連の銘柄が主導する形だったが、円安を追い風に収益力を高める製造業のほか、日銀の金融政策変更に伴う金利の上昇がプラスになる金融などにもけん引役が広がっている。