アメリカの文化人類学者スコット・D・カーク氏は世界459の城を分析。日本の近世城郭にある「特異性」を指摘した。カーク氏によれば外国の城の多くが都市から離れて築城されているのに対し、日本の城の多くは都市に深く関わって存在している。島根県にある国宝・松江城もその1つ。それまで藩の当主が城を構えていたのは山城・月山富田城だった。町の真ん中にある松江城に居を移すことによって水運などのアクセスがよくなりモノや人の行き来が増え交易が盛んに。結果、人々の生活は豊かになっていった。築城ラッシュの時代、同じように城下町とともに築かれた城は各地で生まれ今も31都市がこの頃の城下町を礎とし県庁所在地になっている。
住所: 島根県松江市殿町1-5
URL: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
URL: http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/