河野太郎デジタル大臣は9月の自民党総裁選に出馬する意向を固めた。総裁選には少なくとも10人が出馬に意欲を示していて、大混戦となる見通し。河野大臣は一昨日、東京都内で、自身が所属する麻生派のオーナーである麻生太郎副総裁と会談し、総裁選出馬について了承を得た。また、小林鷹之前経済安保担当大臣は訪問先の新潟・燕市で、総裁選への出馬に改めて意欲を示した。関係者によると19日に出馬会見を開く方向で調整している。一方、上川陽子外務大臣は自身のSNS上で「岸田総理に私の決意をお伝えした」などと投稿し、出馬したい考えを初めて対外的に表明した。上川大臣は解散を決めた岸田派に所属しているが、岸田派ではナンバー2の林芳正官房長官がすでに出馬したい考えを岸田総理らに伝えていて、週明け以降、周辺議員らと対応を協議する見通し。このため上川大臣は派閥にとらわれない形で推薦人を確保できないか模索している。