再稼働をめぐる議論が続く柏崎刈羽原子力発電所について、東京電力はきょう午後4時ごろから再稼働に必要な検査の一環として7号機の原子炉に核燃料を入れる作業を始めると発表した。柏崎刈羽原発6号機・7号機は再稼働の前提となる審査に合格したが、テロ対策上の問題が相次ぎ、事実上の運転禁止命令を出され、去年12月に命令が解除された。7号機の燃料プールに保管されている872体の核燃料を1本ずつ原子炉に入れ、約2週間で作業を終える予定。再稼働の時期については今回の申請では未定としている。再稼働をめぐっては地元の同意が焦点になっているが、新潟県・花角知事は国の対応を注視する姿勢を示している。