阪上さんの日経平均予想レンジは40,500円~48,000円。今日の東京市場は週末の米国市場が少し軟調ということもあり、これまで急ピッチであがってきた様子見姿勢が高まりやすいというのもあり、少し下げる展開になると考えているとのこと。注目ポイントは「海外投資家動向と日本株のバリエーション」で、「直近のTOPIXベースPERは15倍台に入っている。過去10年ほどのコロナ禍で一時的に利益が落ち込んだ時期を除くと、TOPIXのPERは概ね12倍から15倍のレンジで推移しているので、単純でみると、今の日本株は割高ではないもののPER上昇余地は限定的になっていると感じられる。」、「海外投資家の日本株買いがふくらむと、リスクプレミアムが低下する関係になっている。長期金利が大きく変動しなければ、リスクプレミアムの低下はPERの上昇ということになるので、海外投資家からの日本株への資金流入が今後も続くのであれば、日本株のPERが過去のレンジ上限である16倍を越えて上昇することもありうる。」と話し、海外投資家の日本株買いは続く可能性が高いとした。