JA全農(全国農業協同組合連合会)の桑田義文理事長らは、きょう、来年度の事業計画などについて記者会見を開いた。今月10日から行われた備蓄米の初回の入札では、落札量の9割以上に当たる13万トン余りをJA全農が落札したことが分かっているが、会見の中でJA全農は、落札した備蓄米がスーパーなどの店頭に本格的に並ぶのは来月以降になるという見通しを示した。一方、JA全農では去年、十分な量のコメを農家から集められなかったことが流通段階でのコメの品薄につながったとして、ことし生産されるコメについては去年より2割以上多い、227万トンのコメを集める目標も明らかにした。