上限額の引き上げ案が二転三転し、白紙に戻った「高額療養費制度」の見直し案。立憲民主党・野田代表は石破政権の姿勢を厳しく質した。高額療養費を巡っては、先月14日に長期療養の患者の負担増凍結を発表。その後、石破総理は8月の引き上げは維持し、来年以降の負担増再検討を表明。予算案が衆院通過した3日後、今月7日に石破総理は全面凍結を表明。きょうが提出期限だった「年金改革法案」についても迷走が続いている。政府は内容を巡る調整が続いているため、法案提出を先送りにすると国会に伝えた。これに野党は猛反発。石破総理は党内調整を急ぐよう森山幹事長に指示した。