今日の円相場は1ドル=155円台後半まで円安が進んだ。直近のアメリカ経済の強さからドルが買われやすくなっているとのこと。円安の進行に鈴木財務相は今日の国会で「市場をしっかりと注目。それをもとに適切な対応をするという思いはいささかも変わらない」などと述べた。市場関係者はこの発言について市場介入を強く示唆するものではないと判断し、円安の歯止め材料とはなっていない。今後については、まず今夜にアメリカのGDPが発表される。市場予想を上回ればさらに円安が加速するとみられている。そして明日は日銀の金融政策決定会合が行われ、午後3時半には植田総裁が会見を行う。円安が進行すると、原油高・原材料高による物価高騰などの影響が懸念される。