米国産牛肉100%が売りのハンバーガー店「CANNONBALL DINER」では円安などによりメイン食材の米国産牛肉はオープンした当初よりも30%ほど値上がり。すでに価格も改定したというが、更に今検討しているというのがパティの産地を米国産からオーストラリア産に変更するというもの。歴史的な円安が大きな打撃を与えている中、日本銀行が打ち出したのは長期国債の買い入れ額を減らす方針。これまで日銀はおよそ11年にわたり銀行などから国債を大量に購入する政策を続けてきた。世の中にたくさんのお金が出回ることで経済の活性化につながることを狙っていた。今後は日銀が国債の購入量を減らすため理論上は金利が上昇しやすくなる可能性がある。経済政策に詳しい三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩はこの日銀の方針でゆっくり円高に進むのではと指摘する。金利の上昇を警戒していたのは5年前にマンションを購入した一家。長期金利の影響を受けにくいその時々の金利に合わせて利率が変わる変動型でペアローンを組み、夫婦で毎月およそ11万円を払っているが今、繰り上げ返済を考えているという。植田総裁は国債買い入れの減額の規模感について相応の規模になるとしている。