来月の金融政策決定会合で、利上げが行われるかどうか注目される中、日本銀行・植田和男総裁は、経済と物価が想定どおりに上昇していけば利上げする考えを示した。植田総裁は利上げを巡り鍵を握る米国経済について「今後の政策運営などでリスクも否定できない」とした。米国・トランプ次期大統領のもとで先行きが不透明なことを念頭に置いているとみられる。もう1つのポイントである「賃金の上昇が物価上昇に追いついていない」として、労使交渉の行方に引き続き注目していきたいとしている。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.