おかやま山陽高校野球部で監督を務める堤尚彦氏(53)は小学3年の時に野球をはじめ、選手としてのキャリアは大学時代に幕を下ろすこととなった。ある時、青年海外協力隊でジンバブエに派遣された村井洋介氏が現地で野球を教えていることを知った。1996年、24歳だった堤氏は現地へ趣き、2年にわたって野球の普及に努めた。帰国後にはおかやま山陽高校から硬式野球部の監督を打診され、23年にチームは全国高校野球選手権大会でベスト8入りを果たす。また、中古の道具を開発途上国へ送るというプロジェクトにも参画。教え子には福岡ソフトバンクホークスで活躍する藤井皓哉、横浜DeNAに加入した田内真翔がいる。