トルコが代表的な料理「ケバブ」について、伝統的な調理法のものだけをケバブと認めるよう申請し、ヨーロッパ一のケバブ大国となっているドイツとの間で大論争になっている。ドイツには1970年代以降、トルコ移民によってケバブが広がり、欧州全体の売り上げのうち、約7割を占めている。ドイツで独自の進化を遂げたケバブだが、トルコに本部を置く国際ケバブ連盟が、EU(ヨーロッパ連合)に伝統的な調理法だけを認めるよう申請した。トルコ側の申請が承認された場合は、ドイツで普及している七面鳥や子ウシを使う調理法はケバブと呼べなくなるという。そのためドイツは異議申し立てを行っている。