能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市の畑で特産の能登すいかの苗を植える作業が始まった。珠洲市正院町の農家・皆口英樹さんは家族とともに地域の特産でもある能登すいかのほか、イチゴなどを育てているが、地震で畑に地割れができたり、地盤が沈下したりして農業ができなくなった。農地が1メートルほどにわたって沈下したところもあり、補助金のほかクラウドファンディングで資金を募り、業者に整地をしてもらった。本来は土に保水力があり、大きくて甘いすいかができるということだが、まだ畑の状態はよくなく、塊のようになっている土もあった。それでも皆口さんは家族と一緒に丁寧に農機具ですいかの苗を植えたり土をかぶせたりしていた。順調に進めば7月の下旬には収穫できるということで、およそ3600玉の出荷を目指している。