レポートを書く時などに生成AIを使っているという医学部3年の大学生。この日は受精卵のゲノム編集をテーマに考えを整理するため生成AIに質問していた。想定していたのは医学的な視点での回答だったが、費用が高額で社会的な不平等が増大するというこれまで考えてこなかった見方が示されたという。こうした生成AIの大学などでの取り扱いについて文部科学省は今日通知を出した。それぞれの大学で指針を作るなど対応を促すものだが、教育の実態に応じて対応することが望ましいとされ、使いこなす観点も取り入れることも考えられるなどとしている。生成AIの使用を推奨している東洋大学情報連携学部。今年4月から大学の負担で全学生が有料版「chatGPT」を使えるように。この学部では教員が学生の使用状況を確認、さらに個人情報の漏洩を防ぐ対策をとっているという。生成AIの扱い方の方針などを示す大学は相次いでいて東北大学は教員は教室で記述させたり、自分の言葉で説明させたりする参考例を挙げている。武蔵野美術大学は著作権が大きな問題、学生に注意喚起している。文部科学省の通知は生成AIは急速な進歩が想定され、対応を適宜見直すことが重要としている。
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URL: http://www.musabi.ac.jp/
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