不安定な経済や治安の悪化などの理由に中南米から法的な手続きを踏まずにアメリカに入国する人たち。去年の春以降、南部テキサス州の知事などがこうした人達をニューヨークやシカゴなど民主党が強い州にバスで送り込んだ。先月その数が11万人を越え移民に寛容と言われてきたニューヨークも受け入れの限界と反対の声が上がっている。ニューヨークにたどり着いた子どもたちをどう受け入れ支えていくか学校が対応におわれている。ニューヨークから中継。佐藤真莉子は公立の学校では小学校1年の児童らが国語の授業を受けている。この学校には幼稚園児から高校生までの生徒が通っていたが新年度が始まった先月に200人が新たに入学し、その多くがテキサス州などからバスでニューヨークにきた子どもたち。そうした中で課題となっているのは言語の問題。こうした子どもたちは英語がほとんど話せずスペイン語が話せる教師を新たに雇うなど対応におわれている。
先月にニューヨークにある学校では新年度のスタートにあわせて制服などが無料で配られた。そこには中南米から来た子どもたちが次々に訪れた。エクアドル出身のアラウカさんは、娘のダウラちゃんとともに今年ニューヨークにたどり着いた。エクアドルでは経済が逼迫し教育を満足に受け入れられず、アラウカさんはアメリカに行くことを決意。新年度からこの学校に娘を通わせた。アラウカさんのようにニューヨーク市を目指す人は後を絶たない。市によると、週に3000人のペースで増えているという。それでも移民の聖地と言われるニューヨークには住む場所や食事を求めた人たちには無料で提供しなければいけないという規則があり多くの市民が受け入れを歓迎していた。しかし今市民も受け入れに限界を感じ、各地で抗議デモが発生。逮捕者が出るほどの事態になっている。先月中旬にもニューヨークに来た人たちが滞在しているホテルの前でデモが行われた。今来ている人たちの大半は法的な手続きを踏んでいないことから手厚い支援を受けるのは不公平だと感じている市民も。アダムズ市長は先月に支援の負担が限界だと不満をあらわにした。新年度を迎え、教室では担任とスペイン語を話せる教師が二人体制で授業を行っていた。
先月にニューヨークにある学校では新年度のスタートにあわせて制服などが無料で配られた。そこには中南米から来た子どもたちが次々に訪れた。エクアドル出身のアラウカさんは、娘のダウラちゃんとともに今年ニューヨークにたどり着いた。エクアドルでは経済が逼迫し教育を満足に受け入れられず、アラウカさんはアメリカに行くことを決意。新年度からこの学校に娘を通わせた。アラウカさんのようにニューヨーク市を目指す人は後を絶たない。市によると、週に3000人のペースで増えているという。それでも移民の聖地と言われるニューヨークには住む場所や食事を求めた人たちには無料で提供しなければいけないという規則があり多くの市民が受け入れを歓迎していた。しかし今市民も受け入れに限界を感じ、各地で抗議デモが発生。逮捕者が出るほどの事態になっている。先月中旬にもニューヨークに来た人たちが滞在しているホテルの前でデモが行われた。今来ている人たちの大半は法的な手続きを踏んでいないことから手厚い支援を受けるのは不公平だと感じている市民も。アダムズ市長は先月に支援の負担が限界だと不満をあらわにした。新年度を迎え、教室では担任とスペイン語を話せる教師が二人体制で授業を行っていた。