気象庁によると、線状降水帯の予測精度を向上させるために、新たに運用を始めるスーパーコンピュータは、去年3月に導入した「線状降水帯予測スーパーコンピュータ」と合わせて使用することで、従来の約4倍の計算能力となるという。計算範囲の解像度も、2キロ四方と細かくなるため、線状降水帯のもとになる積乱雲をよりきめ細かく表現して、予測精度向上が期待されている。地方単位で発表している線状降水帯の予測情報は、ことしの出水期から、範囲を絞った都道府県単位になるほか、予報できる時間も10時間から18時間に延びることになる。新たなスパコンは、来月5日から運用が開始される。