複雑で分かりにくいと指摘されている気象に関する防災情報の見直しを進めている国の検討会が開かれた。最終回となる今回の検討会で、新たな防災情報の名称について気象庁などは、これまでの議論を踏まえて「特別警報」や「警報」、「注意報」に「土砂災害」、「氾濫」といった災害の種類を組み合わせ、危険度に応じて伝える名称案を複数示した。具体的にはレベル5を「特別警報」、レベル4と3を「警報」、レベル2を「注意報」とするほか、レベル4については「危険警報」などとしてより危険度が高いことを明示する案も示された。委員からは「これ以上、新しい情報は増やすべきではない」などといった意見が相次ぎ、会合では新たな情報の名称についての議論はまとまらず、後日、検討会の座長、副座長と事務局で協議して取りまとめることになった。最終的な結果は、来月公表される方針。