きのう、東京・江戸川区で日本ライフセービング協会が中心となり、水難事故を防ぐための体験会が行われ、親子連れを中心に36人が参加した。体験会の会場は2021年の東京五輪でカヌー競技が行われた施設。ライフジャケット着用から力を使わずに水に浮く方法など現役のライフセーバーが丁寧に教えてくれる。離岸流とは海岸に打ち寄せた波が沖に戻る際に集まって発生する強い流れのこと。離岸流に巻き込まれると沖合に流され事故につながる恐れもある。今回はカヌー競技などで使う流れを作る装置で離岸流の状況を再現。続けて水の流れに向かって泳ぐ体験も行われた。日本ライフセービング協会・松本貴行副理事長によると、離岸流にはまった時の対処は無理にあらがわず沖合いまで流されると流れが弱くなるので、浜と平行に泳げば離岸流から脱出することができる。
