食品メーカーや外食業界で人手不足が深刻な問題となる中、調理を担うロボットなど最新技術を集めた展示会がきょうから都内で始まった。最新の調理ロボットで実際にチャーハンを作ってみた。タッチパネルの画面の指示どおりに食材や調味料を入れるとドラム式の洗濯機のような形をしたフライパンが回り調理が始まる。チャーハンが完成したあとはフライパンを前に倒すことで僅か15秒ほどで洗浄。すぐに次のメニューの調理ができるという。一方、弁当の容器に総菜を詰めるロボットは上部にあるカメラでつかむときの力加減を瞬時に判断。卵焼きやシューマイも形を崩さず素早く容器に詰めていく。この展示会、食品工場や飲食店向けに機械やロボットを開発する企業など1000社近くが出展し今月7日まで開かれている。人手が必要な工程が多い食品や外食の業界では人材の確保が深刻な課題となっていて解決につながる新たな発想や技術に期待が高まっているという。