取材した佐古忠彦記者がスタジオで解説「いま起きていることを全部つなげてみたとき、80年前を知る人々にとってはやはり戦争準備の景色に映る。全てが戦争前提の議論に違和感を拭うことはできない。南西諸島防衛という言葉は昔から今もずっとあるが、軍隊は住民を守らないというのが沖縄戦の最大の教訓。守るというのは一体どういうことなのか、改めて考える気がする」。複数の方がものを言えない空気と言っていたが、今再びそうした空気が覆っていないかと考えてしまった。佐古記者が解説「いつの間にか台湾有事は日本有事と言われて、なぜそうなのか、その説明が尽くされたとは言えない。このままでは軍拡の応酬すらおそれる。遠い場所の戦争に刺激されるさまは、昔も同じ。軍事演習、1914年は第一次世界大戦が起きたころのこと。そこから戦争準備が進んだということを考えれば、80年前の世界というのは決して昔話ではなく、証言者の話には今が見える気がする。戦争するときはみんないいことを言ってノーといえない状態に追い込むというのがそのまま、今の空気だと思う」。