沖縄を初めて訪問されている天皇陛下の長女・愛子さまがこれまで沖縄との縁を育んできたのは豆記者との交流だった。豆記者とは沖縄の子どもたちが夏休みに本土を訪れ取材体験をするもので、60年以上前に東京の中学校教諭らが企画して始まった。皇太子時代の上皇さまご夫妻が豆記者と対面されたことをきっかけに天皇ご一家との交流が広がった。2004年7月、愛子さまが2歳の時に交流の場へ初めて参加し、皇太子時代の天皇・皇后両陛下に同席された。2016年、当時中学3年生の愛子さまは同年代の豆記者との懇談に笑顔を見せていた。沖縄復帰50周年の2022年、愛子さまに陛下が沖縄の歴史にまつわる1冊の本を渡した。その本は陛下が小学生のころに豆記者から受け取ったもの。きのう、愛子さまと元豆記者が再会。元豆記者の安次富さんは「お話することで共有できることがある。より深く沖縄を伝えられる」、岸本さんは「沖縄について皇室の方に伝えることは大切だと思っている。両陛下や愛子さまに色々なことを知ってほしいなと思っている」と会うことの意義を語った。慶応大学教授・中室牧子は「宮内庁の発表によると、今回の沖縄訪問は両陛下が勧めになってご同行が決まったと聞いている。若い世代の人たちに平和の大切さや戦争の歴史をしっかり知ってほしいという思いがあったのではないか」、ジャーナリスト・柳澤秀夫は「ご一家での沖縄訪問はお手本のような気がする」などとコメントした。
住所: 沖縄県糸満市字摩文仁614-1
URL: http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/
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