1941年12月8日、真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争。敗戦の色は濃くなるとともにB29が飛来し、人々は防空壕へ逃げ込んだ。学徒出陣、勤労動員、学童疎開、多くの民間人が戦争に巻き込まれていった。沖縄戦、広島・長崎への原爆投下、ソ連の参戦、そして1945年8月15日に終戦。80年前のこの日を境に日本人には焼け野原から立ち上がった。奇跡の復興、世界経済を牽引する豊かな国を作り上げ、多くの国民が幸福な生活を手に入れていった。しかし、世界を巻き込んだ戦禍を忘れたかのようにヨーロッパでは3年半にわたる戦いが続き、中東では民族間の対立が激しさを増している。なぜ争いはなくならないのか。戦後80年の節目に「あの戦争」について考える。
